無事にホテルまで自転車を運ぶことができ、早速中身を確認する。外装の段ボールがほぼ無傷で雑に扱われた形跡もなく、中身も大丈夫そうであった。ハンドルやペダルなどを組み付けていく。ドライブトレインまわりも特に問題なさそうだ。
翌日、試運転を兼ねてバンコク市内を少し走るが、特に問題はなさそうだ。
少し驚いたのは、意外と走りやすいということ。あんな交通量のなかを走るのはさぞかし困難だろうなと思っていたのだが、交通の流れに乗りさえすれば、普段から密集して走っているからか、意外なほど危なさは感じない。集団走行に慣れているロードレーサーたちと一緒に走るようなものかも知れない。
その後、トンロー・バイクにチェーンオイルを買いに行く。元々は自転車のメカトラがあれば見てもらおうと考えていたのだが、その必要もなさそうなので、オイルだけ購入。店内はシマノのパーツがたくさん置いてあって、多少大きなトラブルが発生しても対応はしてくれそうであった。
食べ物や水が変わったからか、身体は少し重だるい。下痢までは行かないものの、お腹も少しもユルい。出発までには体調を整えたいところだが、計らずも4日間ほどの余裕を持っていたので、その時間で身体の免疫システムが順応してくれることを願う。自転車のトラブルのことばかり気にしていたけれども、身体の方も当然大事だということに今更ながら気づいた。
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